米国のジョン・ケリー気候変動担当大統領特使 (Photo by Mark Makela/Getty Images)

米国との気候変動対話で…中国、ファーウェイCFO問題や孔子学院を条件提示

気候変動をめぐる米中対話は4月および8月の2度に渡って行われている。いずれも米国のジョン・ケリー気候変動担当大統領特使が訪中し、中国の気候変動担当特使を含む高官と会談した。中国側は協力姿勢を示したものの、米国による中国個人や企業の経済制裁やビザ制限、人権問題への非難について強い不満を表明。気候変動とは関係のない政治課題を協力条件として提示した。

ケリー氏は8月31日から9月2日かけて中国に滞在。気候変動担当特使のほか、韓正副首相、外交トップの楊潔篪共産党政治局員、王毅外相とそれぞれオンライン会談を行なった。

中国外交部は9月2日の発表で、楊氏からケリー氏に対して、米国の一連の中国への「内政干渉行為」により、中国の利益が損なわれ両国関係が困難に直面していると不服を述べた。

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