米国の食料不安、20年に黒人・ヒスパニック世帯で深刻化
[シカゴ 8日 ロイター] – 米農務省が8日に発表した年次報告書によると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による失業者増加などを背景に2020年に黒人とヒスパニック系世帯で食料不安が高まった。
報告書によると、子供のいる黒人世帯では20年に4世帯中1世帯以上が食料不足を経験しており、19年に比べて18%増加した。子供がいるヒスパニック系世帯では、5世帯中1世帯以上が食料不足に陥り、前年から28%増加した。
一方、米国全体としては20年に食料不安を抱える世帯の割合は10.5%と前年と同水準にとどまった。米政府が食料購入や現金支給、学校給食の無償提供など支援プログラムを拡充させたことが寄与したもよう。非営利団体のフードバンクからの支援が増加したことも背景にある。
関連記事
トランプ第二次政権発足後、米国は対台湾武器売却第2弾を発表し、総額は過去最高の111億540万ドル(約1兆6657億円)に達した。中国共産党の軍事的圧力が高まる中、米台の防衛協力と信頼関係の強化が改めて示された。
日本政府観光局(JNTO)が発表した最新データによると、2025年の観光シーズンにおいて、日本を訪れる観光客数 […]
日本とメルコスールは「戦略的パートナーシップ枠組み」を創設。貿易やGX分野で協力を深め、未来志向の経済関係を築く堅固な基盤を提供する。年明けには初会合を予定し、将来の経済連携に向けた議論を加速させる
米沿岸警備隊は、ベネズエラから出港した石油タンカーを拿捕した。トランプ大統領による同国への「完全封鎖」宣言後、2隻目の押収となる
日本の参議院議員・北村晴男氏は次のように述べた。日本や西側諸国では、肝臓や腎臓の移植は一般的だが、待機期間は通 […]