中国湖南省平陽県の小学校内のクラスの様子(JOHANNES EISELE/AFP/Getty Images)

中国、教育サービス企業16万社倒産 途方暮れる従業員と保護者

中国当局による塾業界への締め付けで、多くの企業が倒産した。このほど、子供向け英語教育サービス大手、四川省愛貝斯教育諮問集団有限公司(以下は愛貝斯)の経営者らが行方をくらましたことがわかった。同社は受講生に授業料を返還せず、従業員の給料も支払っていないという。

愛貝斯は8月26日、ネット上で同社が経営難に陥ったという噂について否定する声明を出した。28日の声明では、従業員の給料未払い問題を認め、謝龍会長と唐緯翎社長と連絡を取れない状況にあると示した。謝龍会長が「荷物を持って車で自宅を出た」と明かした。

同社は2013年11月に設立し、四川省成都市に本社を置く。四川省、雲南省、貴州省など、中国の西南部に英語スクールを展開している。2020年には、スクール数は100校、受講生5万人以上、教職員2000人まで規模を拡大した。

▶ 続きを読む
関連記事
かつて試験会場で警戒されたのはカンニングペーパーだった。いまは眼鏡である。これが中国で始まった、AI時代の新たな受験事情だ
中国・陝西省で62人が死亡・行方不明となった橋崩落事故。調査で判明したのは、施工会社だけでなく監理会社や検査会社まで不正に関与していたという異常な実態だった
中央党校や民政部など中共政府系サイトが海外から閲覧できない状態になっている。専門家は「逆ファイアウォール」による情報統制強化の可能性を指摘
台湾の幼稚園の卒園式で中国の楽曲が使われているとして、保護者から懸念の声が上がっている。中には中国共産党創設100周年を記念した楽曲も含まれ、教育現場への統一戦線工作を警戒する意見が広がっている
米FBIが中共系情報機関との関連が疑われる13サイトを差し押さえた。偽コンサル会社を装い、機密情報に接する米政府関係者らをSNSや求人サイトで勧誘していた疑い