13に対する恐怖は、西洋の神話に登場する他の2つの人物にもつながっています。聖書には、ユダ(Judas Iscariot)は13番目に「最後の晩餐」(Last Supper)に到着したイエスの弟子で、イエスを裏切ったと記録されています。イエスを迫害させた。古い北欧(Norse)の神々の伝説によると、ロキ(Loki)は嘘といたずらの神であり、彼がヴァルハラ神殿(Valhalla)に現れてから、私たちの世界には悪と混乱をもたらしました。ロキは13人目の招待客でした。神々を迫害し、人類に災いをもたらす悪を象徴するこの2つの伝説的人物は、どちらも13と関連しており、人々が恐れないわけがありません。
また、古代シュメール人(Sumerians)は、現在も使われている12という数字をもとにした時間を計算する数値システムを発明し、1年のうちの12ヶ月、12時間制などを生み出しました。また、12星座、オリンポスの12主神もあります。12はもちろん西洋の完璧な数字だが、次の13は完璧さを崩し、人々に何とも言えない不安感を与えます。
現在、米国の高層ビルの80%以上は13階がなく、ほとんどのホテルや病院には13号室がなく、空港でも13番搭乗口の使用は避けられています。西洋では13の恐怖を、災神のように避けています。
しかし、数字の13に対する恐怖は、西洋文化にのみ存在するようです。古代エジプト人は13を幸運の数と考えていました。アジアの大部分の地域は13に対してもあまり気にしておらず、特に日本では「13」が「吉神」であることが非常にかわいがられています。
「13」は日本では縁起の良い数字
日本では13は怖いどころか縁起の良い数字です。たとえば子どもが13歳のときに、家族全員で神社にお参りに行くことを「十三詣」や「十三参」といいますが、これは干支によって12年が一巡し、13歳が新しい始まりになるからです。だから日本人は神社やお寺に参拝して、子供が
健康に成長していることに感謝し、これからもっと多くの幸福と知恵を得られるように願っています。
また、女の子には「十三祝い」という式もあります。
「十三参」が流行っている関西地方では、サツマイモのことを「十三里」と呼んでいます。もともと関西人がサツマイモを「栗よりおいしい」と宣伝するために語呂合わせをしたところ、栗が「九里」と同じ発音になり、「比」が「四里」と似ていることから、「9+4」で「十三里」になったという。
日本語の発音からすると、「十三」は「トミ」とも読み、「富」と同じ発音になるので、日本人には「13」を好む人が多いのです。
また、日本人は奇数は縁起が良く、偶数は8を除いて不吉とみなすことが多い。13は奇数であり、1以外の数字で割ることはできません。 これは「分離・破損」できないことを意味しており、自然に縁起が良く、多くの人に愛されています。
中国と同様、日本人も4の語呂合わせを「死」と考えており、大いに不吉です。中国人が好む数字である6は、日本では法事に使われることが多いため、あまり縁起が良くありません。そのため、お祝いのプレゼントやお菓子は、4箇や6箇は避けて、奇数個を贈る方が無難です。
(翻訳・源正悟)
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