自民党総裁選への出馬に意欲を示している高市早苗前総務相(写真)は、フジテレビ番組に出演し、アベノミクスで実現できていない2%の物価目標を達成するまではプライマリーバランス(基礎的財政収支)目標を凍結する考えを示した。都内で2019年9月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

物価目標達成まで財政収支目標は凍結=自民・高市氏

[東京 7日 ロイター] – 自民党総裁選への出馬に意欲を示している高市早苗前総務相は7日、フジテレビ番組に出演し、アベノミクスで実現できていない2%の物価目標を達成するまではプライマリーバランス(基礎的財政収支)目標を凍結する考えを示した。

政府は2025年度に国と地方のプライマリーバランスを黒字化させる財政健全化目標を掲げており、今年6月にまとめた骨太方針(経済財政運営と改⾰の基本⽅針)では目標の堅持が盛り込まれている。

高市氏は経済対策の「3本の矢」として、1)金融緩和、2)機動的な財政支出、3)大胆な危機管理投資・成長投資──の実行を掲げた。総裁選に向けて、大胆な財政出動やプライマリーバランス目標の凍結などは「他の方々とは違う政策軸」になると訴えた。

*内容を追加しました。

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