2021年8月2日、東京の青山学院大学で、ワクチンの接種を行う東京消防庁の職員(右)。 (Photo by ROBYN BECK/AFP via Getty Images)

頭痛もちだと、ワクチン接種後に頭痛が生じやすい=研究

慶應義塾大学医学部の研究によると、普段から頭痛もちの人が新型コロナウイルス(中共ウイルス、COVID-19)ワクチンを接種したのち、副反応として頭痛が生じやすいことが明らかになった。

日本では、ワクチン接種が顕著に進んでいるが、副反応の1つとして頭痛が報告されている。このたび、慶應義塾大学医学部の研究チームは慶應義塾大学病院の看護系職員171人を健常者、片頭痛をもつ者、それ以外の頭痛をもつ者の3つのグループに分けた。同院で使用するファイザーとバイオンテックのワクチン「BNT162b2」2回接種後に生じる頭痛の頻度や特徴を調べた。

その結果、普段から片頭痛、片頭痛以外の慢性頭痛がある人は、健常者と比較して、接種後に頭痛が生じやすいことがわかった。その頭痛発生の割合は、健常者が37.9%であるのに対し、片頭痛69.2%、片頭痛以外の頭痛は71.4%に及んだ。

▶ 続きを読む
関連記事
世界で3人に1人が頭痛に悩む時代。特に片頭痛は健康損失の大半を占め、女性への影響も深刻です。薬の使いすぎという落とし穴と、生活習慣でできる対策まで、最新研究から見えてきた現実を解説します。
「1日1万歩は無理…」と感じている人へ。最新研究が示すのは、七千歩でもがんや認知症リスクが大幅低下するという現実的な健康習慣。忙しい日本人の生活に合う、続けやすさと効果の理由を分かりやすく解説します。
鼻歌、後ろ向き歩き、ガムを噛むだけ。神経科学者が教える、今日からできる脳を鍛える習慣とは?忙しい日常でも続けやすい、意外で科学的な脳トレ法を紹介します。
認知症治療で気になる薬の副作用。実は初期から鍼灸や中医学を併用することで、記憶力の維持や進行の緩和が期待できるといいます。症例とともに、その考え方と可能性を分かりやすく紹介します。
オーストラリアの研究では、70歳以上の高齢者は、普段から音楽をよく聴く人ほど認知症になるリスクが低いことを示した。楽器を演奏する習慣がある人でも同様の傾向がみられる