Nikox2 / PIXTA(ピクスタ)
農科学もうひとつの道 完全自然農法

2. 栄養学のパラダイムシフト~素材の安全性はどうなのか

栄養学の専門家は、健康な生活を送るために「糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランスよく食べよ」という。こうした栄養指導によって、人々は健康になるどころか、むしろ難病を含めた病気は増え続けている。厚生労働省の公式サイトでは、いまや日本人の2人に1人ががんになる時代だと警告している。

健康を維持するための具体的な食事として伝統的な和食(日本食)を奨める専門家もいる。和食は、ユネスコの無形文化遺産に指定され、健康食として海外からも注目されている。しかし、実は本質的な議論がまったくなされていない。それは、素材の安全性についてだ。

現代農業に肥料は欠かせない。そして、病気や虫食いの被害を防ぐために、大量の農薬が使用されている。そこで最近は、農薬を使わない「有機農業」が注目されている。確かに農薬を使わない農作物は安全だと思われそうだが、実はここに大きな問題が隠されている。それは、農薬だけでなく、そもそも肥料に毒性があるという事実だ。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。