2021年8月4日、米国のマシュー・ポッティンジャー前大統領副補佐官は議会の公聴会で、中国当局は米国民の個人情報を盗み、ファイルを作成していると述べた(Fotolia)

前大統領副補佐官、中国は米成人8割の個人情報を完全窃盗「情報収集が新たなレベルに」

米国の前大統領副補佐官(国家安全保障担当)、マシュー・ポッティンジャー氏は上院委員会の公聴会で、中国当局は、米国の成人の情報ファイルを作成するためにデータを窃盗していると警鐘を鳴らしている。中国側はこれらのファイルを使って、米国民や政治家を脅迫し、米国内での影響力拡大を狙っているという。

トランプ前大統領の副補佐官だったポッティンジャー氏は4日、上院の情報委員会で開催された公聴会に出席した。同氏は、中国当局はハッキングなどの違法手段で米国民の機密情報を収集しているとした。

同氏は、「人々の個人情報を集めることは、レーニン主義政権の特徴だった。しかし、中国当局は今、5G(次世代移動通信システム)ネットワークの使用を含めて、グローバル・デジタルネットワークへの浸透を通じて、情報収集を新たなレベルに引き上げた」 と述べた。 

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