米国は分断の危機 ブラック・ライヴズ・マターは米版「文化大革命」序幕=専門家
米国では、「批判的人種理論」をめぐり激しい論争が起きている。ヘリテージ財団のパートナー組織である「ヘリテージ・アクション・フォー・アメリカ(Heritage Action for America)」は7月下旬、批判的人種理論(Critical Race Theory)に関するパネルディスカッションを開催した。パネリストはそれぞれの視点が、批判的人種理論の危険性と、いかにアメリカ社会に浸透しているかを訴え、アメリカ版「文化大革命」が起こっていると警鐘を鳴らした。
パネルディスカッションの冒頭では、ヘリテージ財団のシニア・ポリシー・アナリストであるジョナサン・ブッチャー氏が、批判的人種理論の歴史とその概要について語った。批判的人種理論とは「人種的不平等や人種差別が、アメリカの法律や制度に組み込まれている」と主張するもの。この理論はマルクス主義のフランクフルト学派による「批判理論」にルーツを持つ。今ではアメリカ社会の教育システム、職場、軍隊などに浸透し、深刻な問題となっている。
批判的人種理論の支持者は、アメリカは構造的に人種差別があり、人種的抑圧はあらゆる機関に存在し、肌の色がすべてを決定づけるものと主張する。批判的人種理論は「すべての人間は生まれながらにして平等であり、法の下では平等に扱われるべきである」というアメリカ建国の理念を完全に否定するものだ。
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