マヤ文明のピラミッドに登ったメキシコ人女性と、それを見守る数百人の観光客
1月初旬、メキシコの女性がマヤ文明の有名なピラミッドを登ったり降りるなど、下にいた何百人もの観光客を呆然とさせました。
メキシコのユカタン州にあるマヤ文明の遺跡「チチェン・イッツァ(Chichen Itza)」は、世界の新7不思議の1つであり、主要な観光スポットであり、ユネスコ指定の世界遺産でもあります。
エル・カスティージョのピラミッド(スペイン語:El Castillo)は、チチェン・イッツァの中心部に位置し、ククルカンの神殿(Temple of Kukulcan)とも呼ばれる著名な建造物です。
カスティーヨのピラミッドの外壁の石段は全部で365段あり、高さは79フィート(24メートル)、頂上の神殿を含めると98フィート(30メートル)になります。
1月3日、バハ・カリフォルニア出身の女性が、公衆の目の届くところにある外壁の階段を登り、頂上まで到達した後、再び降りてきました。
この女性がピラミッドに登ったのは、死別した夫との約束を果たすために遺灰を撒くためだという噂がありましたが、メキシコ国立人類学・歴史研究所の声明で否定されました。
メキシコ文化省は声明の中で、現場の警備員が平和的に女性にピラミッドを降りるように説得したと述べています。
ピラミッドに登ることは禁止されているため、降りてきた直後に地元の警察に逮捕されてしまいました。
地元の新聞は、この女性がピラミッドに登る前に酒を飲んでいたと主張していましたが、この主張は当局によって確認されていません。
もともとカスティージョのピラミッドには人が登れるようになっていましたが、2006年に女性が転落死したことで禁止されました。
エポック・タイムズが以前報道したように、カスティージョ・ピラミッドの最も魅力的な特徴の1つは、その音響特性です。
ピラミッドの底面付近で手を叩くと、鳥の鳴き声のような反響音が返ってきます。
手を何度も叩いたり、グループで叩いたりすると、その反響はまるでピラミッドの石段を降りてくる鳥の鳴き声のように聞こえます。