イメージ写真 (Fred Dufour/AFP/Getty Images)

米で出生証明書から消える「性別」欄、物議醸す

医師と医学生の米国最大組織、米国医師会(AMA)は、出生証明書の性別表記を廃止するよう求め、物議を醸している。

この案は、6月にAMAの評議員会で採択されたもので、公的書類である出生証明書に出生児の性別を記録することは、「差別の可能性」があるとしている。

文書には「米国医師会は、出生証明書の性別記載廃止の合法化を求める」と記されており、出生時の性別情報はこれまで通り当局に提出され、医療、公衆衛生、統計の目的でのみ使用されると付け加えた。さらに、性別を記載することは、自身の性自認や自己表現が出生時に割り当てた性別と異なる人にとって、「混乱、差別、嫌がらせ、暴力を招く可能性がある」としている。

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