失敗から生まれた傑作、ミケランジェロの「ダビデ像」
ミケランジェロの若い頃の作品である「ダビデ像」は、彼のルネサンス期の巨匠として不滅の地位を確立しただけではなく、フィレンツェ人の誇りであり、フィレンツェの精神的なシンボルでもあります。
ヴァザーリの『芸術家列伝』によると、ダビデ像はミケランジェロが手に加える前は、元々捨てられた大理石だったそうです。彫刻家のシモン・ダ・フィエソは、人物像を彫る際に誤って脚の位置に大きな穴を開けてしまいました。あまりにもひどく壊れてしまったため、完全な作品を彫ることはすでに不可能だと思われました。
当時のイタリアの首相であるピエトロ・ソダーリニは、これをレオナルド・ダ・ヴィンチに、後に熱心な彫刻家のアンドレア・コンドゥーシに与えようとしました。それを知ったミケランジェロは、不可能だと思われていたことをやってみたいと思うようになりました。石を確保するために、事前に徹底した準備を行いました。ミケランジェロは現地に赴き、石の寸法を測り直し、現存する形に合わせて彫刻の施し方を計算し、その案をソデリーニに提出したところ、ソデリーニは最終的にこの大理石をミケランジェロに渡すことを承諾しました。
関連記事
ハーブは飾りではなく、栄養豊かな「食材」にもなります。ペルシャ料理に学ぶ、抗酸化物質とポリフェノールを毎日の食事で増やす工夫を紹介します
小さなランタナは、互いに争わず、それぞれの時に咲く。人と比べず、自分の色と出番を信じて生きることの美しさを見つめます
ナスは油を吸うだけの野菜ではありません。紫の皮の抗酸化成分、血圧・血糖・腸との関係、栄養を生かす調理と保存のコツを解説します
「体調が悪いのに検査では異常なし」と言われた経験はありませんか?代謝の乱れが原因かもしれません。医師が勧める6つのエクササイズで体の内側から整えましょう
玉ねぎは生がいい?加熱がいい? 栄養を生かす食べ方、紫玉ねぎと白玉ねぎの違い、胃腸にやさしい調理法を紹介します