2021年3月18日、河北省保定市の駐車場で、スマートフォンを三脚に立ててライブ配信している元体操世界チャンピオンの張尚武さん(Photo by NICOLAS ASFOURI/AFP via Getty Images)

中国30万人の引退したスポーツ選手 8割近く失業、怪我、病気、貧困に直面 

中国のスポーツ選手は、国際大会でメダルを獲得したとしても、生活を営むことも難しいという。北京ローカル紙「北京晨報」は、中国には30万人の引退したスポーツ選手がおり、その8割近くが失業、怪我、病気、貧困に直面し、社会的支援を必要としていると報じた。

ウエイトリフティング女子チャンピオンの黄燕蘭さんはトレーニング中に障害等級9級のけがをした。しかし、2005年にわずか4000元(約6万7900円)の補償金と4万元(約67万9千円)の退職金しか受け取ることができず、障害を負った後、困窮した生活を送ることになった。

1998年、黄燕蘭さんは全国ジュニア女子ウエイトリフティング大会で初優勝を果たした。その後、彼女は4年連続で連勝した。しかし、2001年に「第9回中華人民共和国全国運動会」(全運会)に向けて準備をしていた黄さんは、トレーニング中に負傷し「第6腰椎と第7腰椎の脱臼骨折」により障害等級9級と診断された。さらに4年間、ケガを負ったままトレーニングを続けたものの、第一線に戻ることはできず、選手人生から退いた。

▶ 続きを読む
関連記事
夏休みの旅行シーズンなのに、中国では航空券が数千円で買える格安便が続々登場。ただ、表示価格には注意が必要
不動産バブル崩壊、消費低迷、投資減速。中国経済は次の成長エンジンを見いだせるのか。専門家は、AI「DeepSeek」のような技術革新だけでは構造的な課題は解決できないと分析。さらに「最大の足かせは共産党体制そのもの」と指摘する
中国・広西チワン族自治区で豪雨被害が拡大している。横州市の六藍ダム決壊をめぐり、当局は死者39人、行方不明者9人と発表したが、複数の地元村民は大紀元に対し、実際の死者数は千人規模に上る可能性があると証言した
英国政府が承認した中共のロンドンメガ大使館計画をめぐり、地元住民団体が司法審査を求めた。住民側は、大規模デモや越境弾圧、安全上のリスクを十分に検討していないと訴えている
中国広西のダム決壊で再び物議。繰り返される「予告なき放流」 背後に潜む責任回避と人災の構図