イメージ写真(yacobchuk / PIXTA)
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毎日の生活に笑いをプラス 知っておきたいフランスのユーモア

フランス人はユーモアがとても好きです。 フランス語の会話には、ユーモアとアイロニーが混在しています。 子供の頃からの習慣です。 フランス人は、ユーモアが空気を温め、深刻な感じを和らげることを知っています。 誰かが容赦なく厳しいことを言ったとしても、ユーモアの力を借りて笑い飛ばすことができます。

私はパリに戻るとき、いつも皆んなに「今、歩いてパリに戻っています」と言います。 それを聞いたフランス人は笑って、「良い旅を」とジョークで返してくれます。 でも、日本人は本当にびっくりして、「えっ、ドラちゃん、本気で言ってるの?」と聞き返します。

これは以前にもあったことです。 私が「毎日ゴキブリを食べています」と言うと、彼らは退散したような顔をして「えっ!本当に?」と驚きました。 私がそんなことをするはずがありません。

その為、日本に来たばかりの頃、必死に覚えようとした日本語は、「ありがとう」「さようなら」「冗談」の3つでした。 この3つのフレーズを3週間かけて毎日唱えました。 私は本当に何度も 「冗談だよ」と言って言葉を直しました。 しかし、それを言うたびに、私はとても落ち込みました。

困難な状況であればあるほど、フランス人はユーモアでプレッシャーを和らげます。 誰かが財布を落としても、「荷物が軽くなったね!」と言われます。 瞬時に安心感が得られます。 これは、とても大切な生活方式です。

フランスのジョークは、日本のお笑い芸人のわざとらしいジョークとは違い、日常生活の中に様々なジョークを盛り込んでいるのです。

また、ユーモアの感覚に似た、ちょっと皮肉の意味を含んだのようなものもあります。 本来の目的が相手を批判することである場合、フランス人は相手の弱点を意図的に狙います。 例えば、フランス人はワインを1杯飲んだだけで嘔吐した人に「あなたはお酒が強いですね」と言います。 私もこの表現には時々うんざりすることがあります。 また、フランスの新聞は風刺漫画で有名ですが、これもフランス人の面白さのひとつです。

また会話にユーモアや皮肉を加えることで、「ギャップ」が生まれ、お互いにリラックスしたムードになります。 異文化の対立が多い多民族社会では、ユーモアは豊かで多様なコミュニケーションの手段となります。

人生に笑いをもたらし、困難な時にはストレスを解消することができます。

毎日の生活に笑いを取り入れることで、いつまでも若々しくもいられるのです。

(翻訳 井田)

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