中国河南省鄭州市の京広北路トンネルでは20日の洪水で冠水し、多くの車が水没した(スクリーンショット)

中国鄭州市、洪水でトンネルで大量の車が水没 死者多数か

中国河南省鄭州市は20日、記録的な大雨による洪水に見舞われた。市の主要幹線道路である京広路と隴海路の交差点に位置するトンネルの被災状況が最も深刻だ。急な増水でトンネル内に数多くの自家用車が流された。車内に閉じ込められて死亡した市民の数は未だに不明だ。

市民がSNS上に投稿した動画によると、20日夜、京広北路トンネルは洪水によって「ほぼ5分間で完全に冠水した」。トンネル内で多くの車が水没した。市の交通情報ラジオは21日午前10時39分に、京広路付近の地域で冠水が起き、通行止めとなったことをようやく発表した。

同トンネルは低地のため、洪水が発生した当時、多くの自動車が流された。

中国メディア「頂端新聞」によると、地元当局は22日昼間、大型排水ポンプを投入してトンネル内の水を吸い取る作業を行った。この間、多くの市民が現場周辺に集まった。中には、トンネル内で消息不明になった家族の情報を心配そうに待っている市民もいた。

また、中国紙「新京報」によれば、22日午後1時頃、市の職員らはトンネル内で水没した車の引き上げ作業を始めた。地元警察当局は、トンネル付近で警戒線を張り、市民の立ち入りを禁止した。

ツイッターに投稿された動画には、複数の遺体を運び出す場面があった。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明