7月20日の鄭州市内の様子(STR/AFP via Getty Images)

「人災だ」鄭州市の水害に非難轟々 ダム放流も事前告知せず 

「これは人災だ」。河南省の省都・鄭州市で起きた大規模な水害の発生から2日経った今、被害の全容が徐々に明らかになってきた。SNSを中心に政府の対応を批判する声が高まっている。地元政府が事前告知せずにダムの放流を行ったことが今回の大惨事につながったとの見方が強まっている。

地元気象当局は、今回の記録的な大雨を「千年に一度」の大雨と表現している。20日夕方から水位が急速に高まり、地下鉄5号線の海灘寺駅から沙口路駅までの複数のトンネルが浸水した。

水があふれている車内で撮影した1人の乗客はソーシャルメディアに投稿し、「水が腰まで上がってきている。この動画を見た皆さんに、通報していただくようお願いしたい。私たちは沙口路駅近くの地下鉄5号線の車内にいる」と訴えた。これは、同乗客が投稿した最後の動画とみられる。当時、消防も救急も市長ホットラインの電話も通じなかった。

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