中国の台湾侵攻防ぐには米政府の姿勢が肝心「明確かつ強力なメッセージを」=豪亡命の中国外交官
中国共産党(以下、中共)の挑発により台湾海峡の緊張が高まるなか、豪州在住の元中国外交官である陳用林氏はこのほど、大紀元のインタビューで、中共による台湾侵攻を阻止するために、米国は台湾を守る姿勢を明確かつ強力に打ち出すべきだと語った。
陳氏によると、習近平総書記は、紅二代(中共政権樹立に関わった中共幹部の子女)として中国の最高権力を手に入れ、党内での権威を高めたいのであれば、台湾統一の道を選ぶに違いない。中共の拡張ロードマップでは、台湾統一は「歴史的任務」と位置付けている。長期目標としては、中共政権樹立100年の2049年までに、中国が米国を抜いて世界の覇権国になることを目指しているという。
陳氏は「中共は海外で、金銭外交により台湾の国際社会における活動空間を圧迫し続けている。遅かれ早かれ、中共は台湾に対して全面戦争を起こさなければならないだろう」と台湾攻撃が時間の問題であることを指摘した。
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