香港デモ題材の映画、カンヌ国際映画祭でサプライズ上映 監督「香港人にとって大きな慰め」
フランス南部カンヌで6〜17日の日程で開催された「カンヌ国際映画祭」は終了間近の15日、2019年の香港反政府デモをテーマとするドキュメンタリー映画「時代の革命(Revolution of Our Times)」を翌日上映すると突如、発表した。主催側は中国の妨害を懸念して、上映は直前まで告知しなかったという。
香港出身の周冠威(キウィ・チョウ)監督(42)が手掛けたこの2時間半に及ぶ作品は、最前線で戦うデモ参加者や抗議活動の支援者ら7人の物語で構成されている。
同ドキュメンタリーは、2019年6月に100万人が参加する抗議活動から始まり、学生と警察隊が激しく衝突した同年11月の香港理工大学(Hong Kong Polytechnic University)事件などを記録した。
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