2020年1月9日、米ネバダ州ラスベガスで開催された電子機器見本市(CES)で展示された中国ROBOSEA社の水中ドローン「ロボ・シャーク」(DAVID MCNEW/AFP)

中国の軍用水中ドローン、「リアルタイムで海中情報共有」に疑問の声

今月5〜7日までの日程で北京で開催された第7回中国軍事智能装備博覧会で、中国海軍の軍用水中ドローン(無人機)、Robo-Shark(ロボ・シャーク)は公開された。米専門家は、同水中ドローンのリアルタイム情報伝達などにおいて、その技術的特質が分かっておらず、米海軍の水中ドローンに匹敵できるかは不明だと指摘した。

米メディア「ナショナル・インタレスト」10日付によると、中国海軍はロボ・シャークについて、水中で低音響効果で高速航行でき、偵察や対潜戦に使用できると強調した。中国官製メディア「環球時報」は、「従来のプロペラに変わって、ロボ・シャークの動力源はバイオテック尾翼で、最高速度は6ノットに達することができる」とした。

ロボ・シャークを開発・製造したのは、中国の海洋智能装備会社、博雅工道(北京)機器人科技有限公司(ROBOSEA)である。

「ナショナル・インタレスト」は、環球時報はロボ・シャークに関して多くの情報を公開していないと指摘した。水中ドローンの性能には、情報伝達能力、海中での探知範囲と解像度が大事だという。「水中ドローンが長時間航行でき、高精度の探知ができるとしても、ホスト潜水艦に帰還する前までに、母船がその取得した情報を利用できないのであれば、その水中ドローンの価値に疑問を持たざるを得ない」

水中ドローンが捉えた海中のデータを有人潜水艦などとリアルタイムで共有することは、敵の艦隊などを追跡したり、攻撃したりする際に不可欠だという。

同記事によると、米海軍は現在、機雷を探す小型ドローンや潜水艦のように魚雷を搭載する大型ドローンを含む、様々な新型水中ドローンで構成される新艦隊を配備しようとしている。

米海軍は、同時に海中データの共有技術を急速に進めているという。小型水中ドローンが敵の潜水艦を見つけた場合、有人母船はその位置をすぐ把握し、攻撃態勢に入ることができる。しかし、データが共有できない場合、ドローンが母船に戻ってから情報をダウンロードするため、敵の艦隊はすでに場所を変える可能性があり、攻撃のタイミングを逃すことになる。

また、米側が開発している水中ドローン、バラクーダ「Barracuda」は海底の無線データネットワークを通じて、「自律型アルゴリズム」を用いて魚雷の発見、追跡、破壊を行う。この間、人が操作する必要はない。

記事は、「中国の新聞で入手できる情報を基に、ロボ・シャークは現在、米国の水中ドローンに肩を並べる可能性は低い」との見方を示した。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
神韻2018年のダンスの演目『覚醒』では、古代の兵士が伝説の莫高窟(ばっこうくつ)で贖いを求める場面があります。366年に作られ、「敦煌千佛洞」としても知られる莫高窟には、興味深い物語がまつわります。この神秘なる聖なる場所を目指して、数世紀にわたり多くの者が巡礼し、敬虔を示し、壮麗な光景を自分の目で目撃しているのです。
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
旧正月は、家族の再会を祝って団欒し、新たな一年への希望を抱く時です。お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、叔父叔母、離れて暮らす親戚に電話をかけて、「新年快楽!」「過年好!」と旧正月を祝います。