大紀元エポックタイムズ・ジャパン
大紀元エポックタイムズ・ジャパン

【歌の手帳】古井戸や

古井戸や蚊に飛ぶ魚(うを)の音くらし(与謝蕪村)

歌意「夏のある日。古井戸のなかで、蚊を喰うため、飛び上がる魚の水音がした。井戸のなかは暗くて、目には見えないが」。

与謝蕪村(1716~1784)の句。蚊の幼虫であるボウフラを駆除するため、井戸に鮒や鯉を入れておくことは、よくあったようです。ただし、日本の鮒の場合、水から跳ね上がって空中の蚊をキャッチするのは、現実にはないでしょう。ここで蕪村は、魚の水音だけを聞いたのです。

手元の解説書には出ていませんでしたが、明和9年(1772)のこの句が、貞享3年(1686)松尾芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」を本歌取(ほんかどり)していることは明らかです。蕪村は「蕉風回帰」の提言者だったのですから。

(聡)

 

(読者の皆様へ)下のコメント欄へ、ご自作の「短歌」「俳句」をお寄せください。歌にまつわるお話も、ぜひお書き添えください。皆様とともに作り上げる、楽しいコーナーにしたいと願っております。なお、狂歌や川柳は、また別の機会とさせていただきます。お待ちしております!

関連記事
迷走神経を刺激する方法でIBDを改善する可能性が!食事療法やストレス管理で腸の炎症を抑え、腸と脳の健康をサポートする方法を紹介します。
手足の冷えは、体だけでなく心にも影響を与えます。冷えの原因を4つの視点から改善する方法をご紹介。生活習慣やケアで、健康と活力を取り戻しましょう。
ノンスティック加工のフライパンを長持ちさせるための秘訣をご紹介!正しい使用方法と避けるべき食材、習慣を知って、安全に美味しく調理しましょう。
春分の時期にぴったりのお茶!サンザシ、クコの実、なつめで胃腸をサポートし、春の疲れや食欲不振を改善。体調を整える一杯をぜひ試してみてください。
春分にぴったりな桑の実と菊花のお茶。目の疲れや口の乾きを和らげ、肝の熱を冷まします。イライラしやすい方にもおすすめのやさしいお茶です。