生卵や半熟のゆで玉子は、サルモネラ菌が繁殖しやすいので注意が必要です。(dorry / PIXTA)

夏場は特にご注意を! 知っておきたい「生食のリスク」

(訳者より:日本では昔から、新鮮な魚介を刺身にし、ご飯に生卵をかけて食べることが通常のこととされてきました。今日では、台湾においても日本食がブームとなった影響で、寿司や刺身が好まれ、すき焼きに生卵をつけて食べるなど、生食に関する意識もかなり以前とは変わってきています。本稿は、そうした食文化を否定するものではありませんが、食材を生で食べることのリスクについて、改めて注意を促すことを趣旨としています。なお、馬や牛などの獣肉を生で食べることは、日本でも一部の地域で行われていますが、本稿も指摘する通り、読者各位のご健康のために、お薦めできないことを申し添えます)

魚介類、卵、肉類は、どれも私たちの食生活に欠かせないものです。しかし、生で食べる食材には、死滅していないウイルスや菌、寄生虫がついている可能性があります。それらを加熱せずに食べると中毒を起こして、重い場合は死に至る危険性もあります。

刺身にする魚介類は、海で獲れるものが多いはずです。遠洋に出て獲るマグロであれば、漁獲後すぐに船内で低温冷凍して寄生虫を殺しますので、長期間にわたる航海でも保存できます。ただ、もしも魚介類に死滅していない寄生虫がついていた場合、最終的に生で食べた人が、重大な健康被害を受けることになります。

▶ 続きを読む
関連記事
コーヒーは適量なら利点もありますが、過剰になると動悸、不眠、高血圧などの原因になる可能性があります。中医学の視点から、カフェインが体に与える影響と控えるべきサインを解説します。
バナナは熟し具合で栄養も役割も変わる。血糖管理、腸活、運動前の補給まで、目的別に最適な食べごろを専門家が解説。毎日の一本が、もっと体に合う選び方に。
ココナッツウォーターはカリウムやマグネシウムなどの電解質を含む天然の水分補給ドリンクです。研究では、運動後の水分補給においてスポーツドリンクと同程度の効果を示す可能性があることも報告されています。
髪のトラブルは体の栄養状態を映すサインともいわれます。ストレスによる薄毛、切れ毛、乾燥、脱毛、頭皮トラブルなど、5つの悩みに対して栄養士が食事による改善のヒントを紹介します。
毎日の一杯は、骨の健康にも影響する?10年以上の研究で、お茶を飲む人はコーヒー中心の人より骨密度を保ちやすい可能性が示されました。カフェイン量やポリフェノールの違いがカギとも。お茶とコーヒー、骨にやさしい飲み方を解説します。