ブラジルのボルソナロ大統領は6月30日、新型コロナウイルスワクチン購入契約交渉で賄賂を求めたと報じられた保健省の高官を解任した。ブラジリアで29日撮影(2021年 ロイター/Adriano Machado)

ブラジルのワクチン調達に新たな汚職疑惑、大統領弾劾求める声も

[リオデジャネイロ 30日 ロイター] – ブラジルのボルソナロ大統領は30日、新型コロナウイルスワクチン購入契約交渉で賄賂を求めたと報じられた保健省の高官を解任した。これとは別に、インドのバーラト・バイオテックのワクチン調達を巡る汚職疑惑も浮上しており、大統領の弾劾を求める声が上がっている。

ロイターが確認した資料によると、連邦検察および警察当局は同日、バーラト製ワクチン購入契約に関する刑事捜査を開始。保健省の当局者やボルソナロ派の議員らが同社製ワクチン調達に向け、通常より前倒しで認可審査を行い、過剰な対価を支払うよう仕向けた疑いが出ている。ブラジルでは50万人以上がコロナ感染で死亡しており、ワクチン接種の遅れに市民の不満が高まっている。

超党派の議員や市民団体、弁護士らは同日、ボルソナロ氏の弾劾を求める請願書を議会に共同で提出。これまでに同様の請願書が100件以上提出されているが、議会の下院議長は対応を見送ってきた。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾中央気象署によると、24日午後5時47分ごろ台湾東部の台東県付近でマグニチュード6.1の地震が発生した。最大震度は台東卑南で5弱。各地で震度1~4を観測し、防災警報(国家級警報)が発令された
頼清徳総統は、訪台した日本の国会議員団と会談し、サプライチェーンのリスクや経済安全保障を巡り、日台の連携を一層深める必要性を強調した。
最近、米テック大手が就労ビザ保有社員に海外渡航の自粛を呼びかけている。在外公館での審査遅延と安全保障を理由とした審査厳格化により、出国後に再入国できなくなるリスクが高まっているためだ。
米アリゾナ州フェニックスでこのほど開催された保守派集会「アメリカ・フェスト」は、米保守活動家チャーリー・カーク […]
国内ではファイヤーフォールを敷き、海外では世論戦を仕掛ける中共。では、中共のプロパガンダをいかに見分ければいいのか。習近平個人への批判は避けたり、法輪功迫害などの人権問題に沈黙する言説を流す人物は、中共の買収されているあるいは影響下にある可能性があると専門家はいう