(Shutterstock)

ポーズを披露するのが得意な世界最小、体重500gの鶏

マレーシア原産の鶏「セラマ」は、世界最小の鶏として知られており、通常体重は500g程度しかありません。 興味深いことに、この小さな鶏は「筋肉」を見せつけるポーズを披露することが好きで、まるでボディビルダーのようです。

この鶏の品種は、1600年代にマレーシアのケランタンで誕生したと言われています。 1970年代に大量に飼育され、「セラマ」という名前が付けられました。

2000年代初頭に発生した鳥インフルエンザにより大打撃を受け、絶滅の危機に瀕していましたが、幸いにもイギリスやアメリカなどに輸出されていたため、その後、数が回復しています。

現在、マレーシアやベトナムなどのアジア諸国を中心に、セラマは再びブームとなっています。 これらの国々では、最も頭を上げて胸を張るなどのポーズをとれるセラマを選ぶコンテストが開催されています。この競技では、鶏の大きさよりも、姿勢や歩き方、羽の色などが重要視されています。

セラマは、筋肉質な体を持ち、アスリートのような姿勢でその強靭さを見せつけます。この種の鶏は、本能的に頭を後ろに傾け、胸を突き出し、足と羽を持ち上げて、力強く、揺るぎない姿を見せます。

コンテストで優勝するために、セラマの飼い主は、孵化した瞬間から多くの時間をかけて訓練を行います。 また、受賞歴のあるセラマの体調を整えるために、1日10分以上のマッサージをしたり、免疫力を高めるために定期的にガーリックフードを与えたりする飼い主もいます。

セラマは食べる量が少なく、月に1ポンド(0.45kg)程度の通常の鶏用飼料しか食べないため、世話が簡単で、飼育費用も安いです。

(翻訳 神谷一真)

関連記事
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!
専門医が語る乳がんリスクの主な要因と予防のポイントを解説。生活習慣の見直しで健康を守りましょう。