バングラデシュは2017年、石炭発電建設に対して環境保護を重んじる市民らから強い抗議が巻き起こった。周辺には、世界有数のマングローブがある(Photo credit should read STR/AFP via Getty Images))

バングラデシュ、100人以上の活動家が中国投資の石炭発電中止を要請

21の国から100人以上の活動家が、中国政府に書簡を送り、バングラデシュにおける石炭火力発電所への投資を停止するよう求めた。書簡によると、中国政府は2月、環境汚染が懸念される計画は支援しないと現地政府に伝えているが、約束は履行されておらず、計画は停止していない。

2016年、バングラデシュは中国が大半を出資する石炭発電計画「バンシュカリ・S・アラム・プロジェクト(Banshkhali S. Alam project)」を承認した。2023年完成予定で、1320MWを発電するという。

活動家たちによれば、「中国大使館が2月、バングラディシュ財務省宛てに書簡を送っており『中国側は、もはや炭鉱や石炭火力発電など高汚染度及びエネルギーを多く消費する事業への投資は検討しない』と伝えた」という。しかし、計画が停止している様子はなく、今回、改めて活動家たちが抗議文書をしたためた。

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