新疆ウイグル自治区ホータン地区の郊外にある再教育収容所=2019年4月27日(Shutterstock)

ガーナ国営紙、新疆問題で中国批判 中国大使が火消しに躍起

ガーナ国営紙「デイリー・グラフィック(Daily Graphic)」は最近、BBCの報道を引用し、中国が新疆で「地獄のような恐ろしい光景を圧倒的な規模で作り出している」と厳しく批判した。同国の中国大使は4日連続で地元主要メディアやウェブサイトに反論記事を掲載した。中国共産党(以下、中共)によるアフリカへの浸透を問題視する声が上がっている。

デイリー・グラフィック紙は同国の最大の新聞社で、英語版の1日の販売部数は60万部。1998年から新華社の配信サービスを受けている。

ガーナ紙の記事は、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの見解を引用したBBCの報道を掲載した。アムネステイのアニエス・カラマール(Agnès Callamard)事務総長は、「中国当局は地獄のような恐ろしい光景を圧倒的な規模で作り出している」「ウイグル族やカザフ族などイスラム教徒の少数民族に対し、集団拘束や監視、拷問していた」と非難したという。

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