中国浙江省杭州市にある中国の電子商取引大手アリババ・グループ本社ビル付近=2018年7月20日(Reuters/Aly Song)

アリババ顧客情報、約12億件が漏洩 専門家「当局監視用バックドアが原因」

中国の電子商取引最大手アリババが運営するタオバオ(淘宝網/Taobao)で、大規模な顧客情報の漏えいが発生した。これに対し、専門家は、この脆弱性は、中国当局の要求により設置した監視用バックドアに起因するものだと指摘した。

河南省商丘市睢陽区の地方裁判所が最近公表した刑事判決によると、タオバオの出品者にマーケティングサービスを提供するコンサルティング会社の従業員が、Webクローラーツールを使用し、タオバオからユーザーIDや電話番号など11億8000万件以上のデータを収集したことが判明した。

また、同コンサルティング会社は、2019年8月〜20年7月の間に、不正に収集したデータから395万元(約6750万円)の利益を得ていた。関係した従業員とその雇用者は、3年以上の懲役と、総額45万元(約770万円)の罰金を科せられた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国のメモリー大手、長鑫科技の株価が7.77%急落し、時価総額は2千億元超減少した。黒字転換、自社株買い、次世代DRAM技術という好材料にもかかわらず株価が下落した背景を探る
歌って踊るだけのはずが、客とのデートまで仕事に? 中国で人気のライブ配信。その裏では、女性たちに太客への営業や接待まで求める会社があるという。「まるで接待業」女性配信者たちが明かした実態とは
隣の席の学生が、実は「密告者」かもしれない。中国の大学では、学生も教師も監視対象。誰が当局に情報を流しているのかわからない。台湾・香港の留学生が明かした、自由にものを言えない大学の実態
中国で起きた悲劇。わずか約100円の「ガス代が半分になる」という節約グッズを使った一家を悲劇が襲った。しかも類似品は今もネットで販売されている
中共国家統計局は、中国の2026年1~9月のGDPは前年同期比4.6%増と公表した。輸出が成長を支える一方、消費や投資、不動産市場は低迷。アナリストからは、中国経済の不均衡が深まっているとの指摘が出ている