5月29日、メキシコ中部の農村に突然「巨大な穴」が出現。写真は5月30日の様子。穴は、さらに大きくなっているという。(JOSE CASTANARES/AFP via Getty Images)

メキシコの農地に巨大な穴 「雷かと思った」

5月29日、メキシコ中部の農村に突然「巨大な穴」が出現。サンチェスさん一家が、屋外に響く大きな音を聞いた。「雷か」と思ったが、外へ出て見てみると、家近くの農地の地面が大きく陥没して、巨大な「自然の穴」ができていた。この穴は、周辺部が崩れ落ちることにより、毎日数十メートルのスピードで拡大し続けているという。

AFP通信によると、この「月のクレーター」のような巨大穴は、メキシコ中部のプエブラ州サンタマリア・サカテペクの農地に現れたもの。陥没した部分には多くの水がたまっており、日ごとに周囲に向かって陥没が拡大している。

地元政府によると、5月30日には直径約30メートルほどであったが、5月31日には約60メートル。さらに6月1日には、約80メートルに拡大。穴に近いサンチェスさんの自宅にも、陥没の危険が迫っていると明らかにした。

農業用地下水のくみ上げが誘因とも言われているが、陥没の詳しい原因などは分かっていない。

付近の民家に迫る「巨大な穴」。(JOSE CASTANARES/AFP via Getty Images)

(翻訳編集・鳥飼聡)

関連記事
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。
神韻芸術団2025年日本公演間近、全国42公演予定。伝統文化復興を目指す公演に観客の支持と絶賛の声が相次ぎ、チケットも記録的な売上を上げている。