(Shutterstock)

脳出血を防ぐため「脾臓を守る」 その意味と養生法

中国伝統医学である漢方の考え方によると、五臓六腑でいう五臓のうちの一つ「脾(ひ)」には「水穀を消化し、後天の精や津液、血や営衛などを吸収して全身に送る作用がある」とされています。本稿では、漢方の視点からいう「脾臓」について、その養生の方法も含めて、ご紹介します。

漢方医学でいう脾は、そのまま「脾臓(ひぞう)」と呼ばれることもありますが、その基本的な概念は、西洋医学の解剖学によるところの脾臓とは異なっています。西洋医学の脾臓は、造血や血液の貯蔵など、主として血液に関する直接的な機能を有します。

これに対し、漢方でいう脾臓は、胃の機能と合わせて「脾胃」と併称されるように、食事のあと、他の臓器に先駆けて、まず体内に入った食物の消化吸収に当たることが役割になっています。

▶ 続きを読む
関連記事
脳卒中は誰にでも突然起こる病気です。顔のゆがみや言葉のもつれ、急なめまいなど、命を守るために知っておきたい初期症状「BE FAST」を専門家の解説とともに紹介します。
頭を打った経験が、将来の認知症リスクに影響するかもしれない。中医学と研究知見から、マッサージ・食事・自然で脳を守る実践法を解説。日常でできるケアが見えてくる一篇です。
「少量なら大丈夫」は本当?240万人を分析した最新研究が、わずかな飲酒でも認知症リスクが高まる可能性を示唆。脳の健康とお酒の付き合い方を見直すきっかけになる一記事です。
肥満は体だけでなく脳の働きまで変えてしまう――渇望・炎症・認知低下が続く悪循環の正体と、科学が示す「抜け出す方法」をわかりやすく解説します。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。