脳出血を防ぐため「脾臓を守る」 その意味と養生法
中国伝統医学である漢方の考え方によると、五臓六腑でいう五臓のうちの一つ「脾(ひ)」には「水穀を消化し、後天の精や津液、血や営衛などを吸収して全身に送る作用がある」とされています。本稿では、漢方の視点からいう「脾臓」について、その養生の方法も含めて、ご紹介します。
漢方医学でいう脾は、そのまま「脾臓(ひぞう)」と呼ばれることもありますが、その基本的な概念は、西洋医学の解剖学によるところの脾臓とは異なっています。西洋医学の脾臓は、造血や血液の貯蔵など、主として血液に関する直接的な機能を有します。
これに対し、漢方でいう脾臓は、胃の機能と合わせて「脾胃」と併称されるように、食事のあと、他の臓器に先駆けて、まず体内に入った食物の消化吸収に当たることが役割になっています。
関連記事
パーキンソン病の人を対象としたダンスは、歩行やバランスの改善に役立つ可能性があり、表現する喜びや人との交流も生みます。専門医の解説と各国のダンス教室での体験を紹介します
アルツハイマー病には、脳のエネルギー代謝の異常が関係しているかもしれません。血糖管理、睡眠、食事、運動など、脳の健康を支えるために知っておきたいことを紹介します
記憶力の変化は、何歳ごろから現れるのでしょうか。新たな脳画像研究では、50代と20代の記憶テストの成績に違いが見られました。中年期の脳で何が起きているのかを探ります
更年期に減少する女性ホルモンは、脳の働きにも関係しています。なぜ女性にアルツハイマー病が多いのか。研究で見えてきた脳の変化と、ホルモン療法の可能性を紹介します。
食べる量が同じでも、「いつ食べるか」で脳の働きが変わるかもしれません。47人の女性を追跡した研究で、早い時間帯に食事を済ませるグループだけに認知機能の改善が見られました