マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学のキャンパス。2020年4月22日撮影(Maddie Meyer/Getty Images)

ハーバード大学の反アジア偏見疑惑 米最高裁が近く受理を検討

米最高裁判所は6月10日に、ハーバード大学の「人種を考慮した」合否判定に対する差別訴訟の受理を検討する予定だ。もし9人中4人以上の判事が受理に賛成すれば、訴訟の審理は今年の秋に行われる可能性が高い。

同訴訟は2014年、アジア系であることを理由にハーバード大学への入学を拒否されたと主張する学生連合を代表して、学生支援団体「Students for Fair Admissions (SFFA) 」によって起こされた。原告側は、これは連邦予算を受け取る教育プログラムにおける人種差別を禁止する連邦法タイトルVIの違反だとしている。

第一巡回区控訴裁判所がハーバード大学を支持する判決を下した3ヶ月後の今年2月、SFFAは7年間続いた法廷闘争の再開を求める嘆願書を米最高裁判所に提出した。

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