「今国会中に非難決議の成立を」民族団体らが国会前で集会
中国共産党による人権弾圧を非難する国会決議の成立を求める抗議集会が19日、国会議事堂前で行われた。チベット、ウイグル、南モンゴル、香港、そしてミャンマーの人々など約300人(主催者発表)が参加した。
主催団体によると、3月から与野党に渡って議論されてきた国会決議は、今国会会期中の成立を目指していたが、終盤の今もなお成立の見通しが立っていない。「先進7か国(G7)のなかで、中国への制裁を実行していないのは我が国だけ。せめて立法府から自由・人権・民主主義を重んじる国としての声をあげるべきではないか」と、日本拠点の主催団体は主張している。
日本ウイグル協会のレテプ・アフメット副会長は集会のなかで、「あと一歩のところまで来た。このままではいけない、という意見が多数派となっている。全会一致で可決してほしい」「(非難決議は)世界における日本のイメージにもかかわってくる」と述べた。
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