3月21日、日米豪印の4カ国戦略枠組み「クアッド」オンライン会議が開かれた(Getty Images)

ABCD包囲網に類似の状況 中共の脅威に直面し、結束するクアッド=日本の専門家

日本や米国を含むインド太平洋地域における中国共産党の覇権主義の影響力が拡大する中、自由と民主を支持する国々の連帯が強まっている。日本の専門家は大紀元英語版の取材に対して、地域の経済と安全保障の協力枠組み「日米豪印戦略対話(クアッド、Quads)」は、平和と安全を確保する既存ルールの維持のために、結束は強化されていくだろうと語った。

日米関係・外交史を専門とする神戸大学の蓑原俊洋教授は、クアッドのあり方は、ワクチンパートナーシップと気候変動についてのみならず、地域における自由民主主義と法の支配をいかに維持できるのかをテーマにすべきだ、と大紀元に対して語った。

蓑原氏は、フィリピンと韓国などの国は来年の選挙で、対中姿勢についてもっと厳しい政権が誕生する可能性があるとみている。これによってクアッドの機能はさらに進化すると考えている。

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