中国、海上交通安全法改正案を可決 違反した外国船の追跡が可能に 「サラミ・スライス」戦略の一環か
中国の全人代(=国会)常務委員会は4月29日、海事当局の権限を強化する「海上交通安全法」の改正案を可決した。外国船に対する航行阻止が合法化されることを懸念する声が上がっている。米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)7日付は専門家の話として、今回の法改正は海洋で対立を有利に進めるために中国がとった「サラミ・スライス」戦略の一環だと指摘した。
同法は9月1日より施行される。
改正により「中国の領海の安全を脅かしかねない外国船」は領海に入る際に海事当局へ報告を義務づけ、違反した場合は罰金の対象とした。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。