中国、医療支援が「感謝されていない」インドに不満
中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染が危機的な状況に直面しているインドのモディ首相は4月26日、医療物資の支援についてバイデン米大統領と電話会談を行った。その直後、モディ首相はツイッターに投稿し、米に感謝の意を表した。この謝意表明に中国メディアは猛反発した。
中国ポータルサイト「新浪網」と「網易」は28日、評論記事を掲載した。同記事は、「米国の『遅すぎる』支援に対して、モディ氏はいち早く謝意を表明した」「真っ先にインドに支援を申し出たのは中国だ」「中国は(4月から)3万台以上の酸素濃縮器をインドに送った。モディ氏は今まで『ありがとう』と言ったことがない」と痛烈に批判した。
また、国営新華社通信は26日の報道で、「米国はワクチンの原料輸出統制を続けており、インドの首を締めつけようとしている」と主張した。記事は、「危機的な状況にあるインドに対して、米国がワクチンの原料輸出を禁止したことで、インドはワクチン生産ラインの操業停止という危機にも直面しており、ウイルスとの戦いがさらに困難になっている」と指摘し、米国がインド国民の命を軽視していると印象付けようとした。
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