日本のファイブ・アイズ参加に現実味か 山上信吾大使「着実に進展」
中国共産党の脅威が高まる中、米英など5カ国で機密情報を共有する枠組み「ファイブ・アイズ(Five Eyes)」の日本加盟が現実味を帯びてきた。山上信吾・在オーストラリア日本大使は21日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH)のインタビューで、日本がファイブ・アイズへの参加に向けて前進していると述べ、「近い将来、この構想が現実のものとなることを期待している」と楽観的な見方を示した。
山上大使は「日本とオーストラリア、そして他のファイブ・アイズ加盟国の情報機関との間には、つながりの構築が着実に進められている。日本の政治家や政府関係者はその重要性をますます認識している」としている。
オーストラリア国立大学の国家安全保障カレッジ学長のローリー・メドカーフ(Rory Medcalf)氏はSMH紙に対し、利害関係や能力の観点から日本が最適な候補であると述べた。
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