≪医山夜話≫(55)
月と生命現象との関連
月の周期的な変化は、地球生命に影響があるといわれています。最も分かりやすい例をあげると、それは女性の月経です。普通、女性の生理周期は28日間で、ちょうど月の「恒星周期(月が地球を中心に一周するのに要する日数)」の27日間と、「朔望周期(月の満ち欠けの一周期)」の29日間の間に介在します。月の周期は人類の出産とも関係があり、産婦の圧倒的多数は満月の後に出産します。
月の満ち欠けの変化は人類の精神状態にも関連しています。古代バビロン人は精神病にかかる人を「ルナチック(Lunatic)」と呼び、これは「月に影響される病変」を意味します。今でも、アメリカ人はこの言葉を使います。精神病患者は満月の時に発病しやすいと、一部の研究者たちも発表しています。
満月の時、人間には不安、緊張、苛立ち、幻想などの感情的な変化が起こりやすいといわれています。また、満月を見て人々は昔を追憶し、感傷、憂鬱などの情緒不安定に陥りやすいのですが、その一方、この時、詩人にとっては絶妙な詩を創作するチャンスとなります。
関連記事
中医学では、顔色、目の下のクマ、唇や舌の色、あご周りの変化などを、体調を知る手がかりの一つと考えます。診断ではなく、健康を見直すサインとして紹介します。
音や音楽は、気分だけでなく心拍やストレス、睡眠にも関わる可能性があります。音楽療法と音による癒しの違い、日常での取り入れ方を紹介します。
なかなか眠れない夜におすすめの就寝前エクササイズ6選。山のポーズ、ワイパー運動、ボックス呼吸法、漸進的筋弛緩法など、ベッドの中で簡単にできるストレッチで心身の緊張をほぐし、質の高い睡眠へと導きます
頭に浮かぶ考えは、本当にすべて自分自身のものなのでしょうか。脳科学や心理学、哲学、宗教、文学の視点をたどりながら、思考が生まれる仕組みと、それに振り回されず自由に生きるためのヒントを探ります。
新研究では、植物由来の肉や乳製品の代替品に、動物由来製品より多くの添加物が含まれる傾向が示されました。