≪医山夜話≫ (48)
舌を診る
舌診(舌を診る)は漢方医が患者の病状を診断する時によく使う方法です。全身の病状が明らかでない時でも、舌にはすでにある程度の症状が表れるからです。
一般的に内傷の患者の場合、陰気が不足すると、舌が小さくなり、赤みを帯びて唾液が少なくなります。陽気が不足すると、舌が少し大きく白っぽくなり、舌苔が薄く潤ってきます。陰気が欠けている場合は、舌の色が白く、微かに青くなったり、黒っぽくなったりし、舌苔は薄く潤います。臨床で最もよく見られるのは、消化不良あるいは風邪をひいた患者で、舌苔が黄色くなっています。これは、体内に熱がこもっていることが原因で、また舌苔が厚いのは消化不良の特徴です。健康な人と病人の舌苔は、違う様相を示します。
ある日、若い男性が診療所にやってきました。彼は胃腸の調子が悪く、食欲もなく下痢をすると訴えました。病院の検査では何の異常も見つからず、漢方医療を勧められたといいます。彼の舌を診ると、色や厚さ、表面の舌苔は正常で健康的でした。
関連記事
バーピーやダンベルスラスターなど、2つの動きを組み合わせた複合エクササイズ5種を紹介。全身の筋力・体幹・持久力を効率よく鍛えられ、初心者でも調整しながら取り組めます
仕事や家事のあと、甘いものを食べるとホッとする――そんな経験はありませんか。最新研究は、その安心感の裏で体はストレス状態を続けている可能性を示しました。糖分とストレスの意外な関係をわかりやすく解説します。
便利さに満ちた現代では、あえて少し不便なことを選ぶことで、心の柔軟さや日常の充実感を取り戻せることがあります。人生をより豊かにする6つの習慣を紹介します。
中医学では、心の落ち着きや意識の明るさを「神」と捉え、内なる鏡にたとえます。ストレスや生活習慣で曇った心を整えるための、睡眠、自然、瞑想、道徳的な明晰さの視点を紹介します。
春夏の屋外時間が増える季節、ダニは身近な健康リスクです。服装や忌避剤の選び方、帰宅後のチェックまで、刺される前にできる対策を知り、自然の中での時間を安心して楽しみましょう。