米国務長官、中国を非難 新型コロナ起源の「真相解明必要」

[ワシントン 11日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は11日、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)について、中国が初期の段階で国際的な公衆衛生専門家の立ち入り調査を許可せず、状況を必要以上に悪化させたと指摘し、ウイルスの起源に関する「真相解明」が重要との認識を示した。

同長官はNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で、中国は立ち入り調査の受け入れや情報開示を即時に行わず、透明性を示さなかったと指摘。その結果、ウイルスは中国が適切な対応を取っていた場合と比べ「急速に抑制不能となり、かなり甚大な被害が及んだと考えている」と語った。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3月30日、新型コロナの起源を探るため中国入りした国際調査団への生データの提供が十分でなかったとし、一段の調査が必要との認識を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
大谷翔平がタイム誌の表紙を飾った。タイム誌は、大谷を「2025年を象徴する二刀流レジェンド」と位置づけ、表紙に起用した。これは、単なる一流アスリートではなく「時代の顔」として選ばれたことを意味する
台湾立法院は26日、野党・国民党および民衆党が提出した頼清徳総統に対する弾劾案について、来年5月19日に全院委員会での審査および総統本人の招致を行うと決めた。仮に頼清徳総統が弾劾された場合、日本にも大きな影響が出る可能性もある
台湾を訪問している自民党の河野太郎元外相らが26日、頼清徳総統と会談した。河野氏の訪中は11年ぶり。
トランプ米大統領は12月25日、ナイジェリア北西部で活動する過激派組織「イスラム国(ISIS)」を標的とした「強力かつ致命的な攻撃」を実施したと発表。米国防総省の報道官は本紙に対し、今回の攻撃についてナイジェリア政府の承認を得て実施されたものだと語った。
韓国検察は、国の中核となる半導体技術を中国に不正に流出させた疑いで、サムスン電子の元幹部や技術者ら10人を起訴。国家安全保障を揺るがす重大事件として波紋が広がっている