(Photo by David McNew/Getty Images)
【医学古今】

下等の医者は病気を治す

  唐代の名医、孫思邈(そんしばく)の著書『千金方』に「上等の医者は国を治す、中等の医者は人を治す、下等の医者は病気を治す」という言葉があります。「上等の医者は国を治す」と「中等の医者は人を治す」については、すでに述べていますので、ここでは「下等の医者は病気を治す」に関して説明します。

 「頭が痛ければ、頭を治す。足が痛ければ、足を治す」という言葉は、下等の医者を評価する時によく使われている言葉です。

病気の深い原因を突き止めることができず、表に現れた病状ばかりを治療しているのです。原因が取り除かれていないので、病気は一時的に回復しても再発し、その度に薬を投与して症状の改善をはかります。

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