【医学古今】
中等の医者は人を治す
医者は病気を治すはずなのに、なぜ人を治すと言うのでしょうか。
この言葉は唐代の名医・孫思邈(そんしばく)の著書『千金方』にある「上医医国、中医医人、下医医病」に由来しています。これを現代の言葉に訳せば、「上等の医者は国を治す能力があり、中等の医者は人を治すことができ、下等の医者は病気しか治せない」という意味になります。国を治す医者に関しては前に述べましたので、今回は人を治す医者に関して話します。
人を治す医者には、二つの条件が必要です。一つは病気の症状を治すだけでなく、病気になる体質を改善させる。もう一つは体質を形成する原因を断ち切ることです。
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。