アインシュタイン(挿絵=大紀元)

【党文化の解体】第2章(25)「実証科学の限界性」

8)実証科学の限界性

 現代科学はすでに、人類生活のほとんどの領域に浸透している。これによって、中共はたやすく現代科学を利用して人々に硬直した思考方式を押し付けることができ、長年教育した結果、多くの人々が現代科学だけが真理であると信じるようになった。しかし、実は、科学(Science)という言葉はラテン語の 「Scientia」に由来するもので、元々は「学問」という意味であって、真理という意味ではない。広い意味から言えば、科学とは絶えず宇宙の規律を探索してその規律を認識する方法とそれによって形成された知識体系である。

 現代科学は、形式論理と実証的な方法を基礎として物質世界の規律を探索する方法と知識の体系であり、ここではそれを実証科学と称する。この意味から考えれば、実証科学は窮極的な真理でないばかりか、常に新しい事実の検証を受ける必要があり、同時に人々の認識能力と事物自身の発展変化とともに発展する必要がある。同時に、現代実証科学の探求方法が宇宙真理を探索する唯一の方法である、とは限らない。

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