Kentaro Ohno/Creative Commons
【医学古今】

酒毒を治療する漢方薬

お酒は上古の時代に薬として造られました。2千年前の書物『黄帝内経』の記録によれば、上古の時代、人々は心が素朴で徳を重んじ、めったに病気にならないため、お酒を造っても殆ど利用されませんでした。『黄帝内経』の時代になると、徐々に人間の道徳が低下し、お酒は薬として使われるほか、嗜好品として珍重されました。

 現代では、お酒は薬というより、むしろ嗜好品として扱われています。節度を越えた飲酒による健康問題も多く見られます。

 お酒は温熱の性質を持つため、過量の飲酒により、体内に湿熱が溜まりやすくなります。この湿熱はまた酒毒とも呼ばれ、健康を損なう原因となります。

▶ 続きを読む
関連記事
AIが真偽を曖昧にする現代、孔子の「巧言令色」の警鐘を重ね、日本の職人技に宿る「人の時間と心」に注目。機械には決して偽造できない、手仕事が生み出す究極のリアリティと真の信頼(信)の本質に迫る一編
裸足で大地に触れるだけで、心身に変化が起こる? グラウンディングに期待される14の健康効果と、研究の現状、実践方法を紹介します
親がスマホに気を取られていると、子どもはどう感じるのでしょうか。研究が示す親子の絆への影響と、つながりを深める習慣を紹介します。
高血圧は認知症の危険因子ですが、虚弱な高齢者では異なる傾向も。約6千人の研究が示した、血圧と認知症リスクの意外な関係を紹介します
泥から名器へと生まれ変わる宋代磁器の製作過程を通して、人生の試練の意味を紐解く随想文。過酷な窯の烈火をくぐり抜けてこそ本物の輝きと気骨が宿るように、逆境こそが人を美しく磨き上げるのだと静かに語りかけます