(extranoise/Creative Commons)

人生を列車に例えると

  人生は、列車に乗ってをすることに例えられる。乗車と下車を繰り返し、事故にあったり、思いがけず驚喜したり、時には心に深い悲しみを背負ったりする。この世に生まれ瞬間、私たちは「生命」という名の列車に乗り、旅を始めるのだ。

 最初に出会う2人―つまり両親は、旅の間ずっと自分に付き添ってくれると思っていたが、残念ながら、彼らはある駅で下車してしまう。深い愛情を注いでくれた2人は、二度と還らない。

 しかし、他の人がまた次々と乗車してくる。そのうちの一部は、自分と深く関わっている人たちである。それは兄弟姉妹であり、親友であり、あるいは一生を共にする最愛の伴侶である。

 乗客の中には、気楽に旅行をする人もいれば、深い悲しみを持つ人もいる。途中下車する人の中には、他人に強い印象を残す人もいれば、誰にも気づかれずに席を離れる人もいる。

 生涯、信頼できると思っていた友だちが、突然違う車両へ移動してしまった。彼を探しにその車両へ行ってみると、彼の隣にはすでに別の人が座っていた。

 旅の中には、挑戦、夢、希望、別れが満ちている。しかし、同じ経験は二度繰り返すことができない。ならば、できるだけ旅は楽しくしたい。そのためにはどうするか。旅で出会ったすべての人に善を持って接し、彼らのいいところを見つけることだ。

 旅の途中で、誰もが迷う時期がある。「私たちはどこで下車するのだろう? 私の隣に座る人は? 友人は?」これらは未知数であり、生命の謎である。

 私がよく思うことは、下車する時に何を名残惜しいと感じるか、ということだ。 恐らく肉親や友人たちと離れることに、苦痛を感じるのだろう。

 もし、子どもに素晴らしい思い出を残せたら、私は幸せだ。

 乗客たちが私のことを時々思い出して、懐かしんでくれるならば、それだけでいい。

 私の「生命の列車」の乗客たちが、楽しい旅を続けられるよう祈っている。

 

 (翻訳編集・李頁)
関連記事
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。
神韻芸術団2025年日本公演間近、全国42公演予定。伝統文化復興を目指す公演に観客の支持と絶賛の声が相次ぎ、チケットも記録的な売上を上げている。
食品添加物「カラギーナン」が健康に与える影響についての新しい研究結果を紹介。インスリン感受性や炎症の悪化と関連があり、摂取を控える方法も提案します。