古代中国の物語
周処の更生
晋の時代、周処は現江蘇省宜興県太守・周魴の息子として生まれた。幼い頃から乱暴な性格で、好き放題に振り舞い、周囲から敬遠されていた。
月日が経ち、自分が嫌われていることを知った周処は、心を改めようと考えた。ある日、彼は憂いに満ちた表情をする村の人々に「今や年々豊作で、天下泰平であるにもかかわらず、何故みんなは沈んだ顔をしているのか?」と尋ねた。
一人の古老が答えた。「この地には未だに3つの害が取り除かれていない。それ故、心が晴れないのじゃ」。周処はその三つの害とは何かと聞いた。古老は、「その一は、南山を徘徊する凶暴な白額虎。その二は、長橋下の川に潜んでいて人畜に危害を加える蛟(みずち)。そして、その三は……それはあなたである」と躊躇しながら言った。
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