中国の人権派弁護士に当局が免許剥奪を通告 香港活動家を支援

中国の人権派弁護士・盧思位氏はこのほど、当局によって弁護士免許剥奪された。昨年、台湾に脱出を試みた香港の民主活動家ら12人の代理人を引き受けたことが原因だとみられる。同弁護士は、「後悔していない」と語った。

香港のラジオ局「香港電台」15日のインタビューに応じた盧弁護士は、「後悔しても仕方がない、これも運命だ」と述べた。「事件が密航に関係することは知っていた」とし、「それでも彼らを助けたかった」と心情を語った。

四川省司法局は13日、盧思位氏の免許剥奪について公聴会を開いたが、応援に駆けつけた多くの人権派弁護士や市民が連行された。

先月にも香港の活動家12人の件に関与した人権派弁護士2人に対し、中国当局は弁護士免許の取り消しを通告した。

2018年以降、中国では少なくとも20人の人権派弁護士らが、弁護士資格を剥奪されているという。

昨年8月末、香港の民主活動家ら12人が台湾への密航途中で中国当局に拘束された。 12月30日、うち10人は、それぞれ7カ月〜3年の懲役刑と罰金刑を言い渡され、残り2人の未成年者は香港警察に移送された。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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