米FBI、議事堂侵入者情報の提供を呼びかける
米連邦捜査局(FBI)は7日、前日の議会議事堂建物内部に侵入した人物について、情報提供を呼びかけ始めた。
FBIが同ウェブサイトに掲載した声明の中で、「FBIは、ワシントンDCで積極的に暴力を扇動した個人を特定するため情報を求めている」「違法な暴力行為を目撃した場合、情報や写真、映像を提供するように」と示した。情報提供者は同サイトで情報を提出できるという。
1月6日、議会議事堂では、上下両院の合同会議が開催され、米国大統領選挙の各州の選挙人団投票結果の開票と認定が行われていた。大統領選挙に不正行為があったとする一部の抗議者が、議事堂内に侵入した。合同会議は一時中断された。警察当局は、建物内部に入った抗議者のうち女性1人に向けて銃を発砲した。女性は死亡した。
同日午後8時過ぎ、議会は合同会議を再開した。7日未明、議会は民主党候補、ジョー・バイデン氏の当選を認定した。
FBIのクリストファー・レイ長官は別の声明で、議会に侵入した抗議者を非難し、「憲法修正第1条を利用して暴力的な扇動者(violent agitators)や過激派(extremist)を容認しない」と示し、「昨日の議会包囲に参加した人の責任を追及する」とした。
ワシントンDCの警察当局は、不法侵入と贓物収受(Receiving of Stolen Property)の容疑者の写真を一部公開した。
警察当局は6日と7日未明の抗議活動に関連した68人を逮捕したと発表した。
(翻訳編集・張哲)
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