ポンペオ氏、中国の不透明な核開発を批判 「すべての国が声を上げるべきだ」
マイク・ポンペオ米国務長官とマーシャル・ビリングスリー軍縮問題担当特使はこのほど、米誌に共同寄稿文を発表し、中国共産党(中共)政権の核兵器開発は危険をはらむ不透明さがあるとした。両氏は、中共政権の嘘が広範囲にわたり甚大な被害をもたらすことは、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の例で世界が知っているとし、中国政府に対して「白状」するよう求めている。
両氏の寄稿文「中国核開発の狂気」は、米誌「ニューズウィーク」1月4日号に掲載された。両氏によれば、中国政府は核活動を秘密裏に進めている。米当局は、中国が陸、海、空の軍事核攻撃能力を高めていることを知っている。「20年間にわたる中国の非対称的な軍拡競争は米国本土、インド太平洋地域における米国の戦略的立場、そして同盟国やパートナー国を危険にさらしている」とその危険性を唱えた。
ポンペオ氏らは、米国と旧ソ連は核兵器の枠組みをまとめたが、中国共産党は急成長させる核兵器についてほとんど公にしていないと批判した。「中国は核兵器の保有数や開発計画、使用計画を明らかにしていない。中国は国連安全保障理事会の常任理事国5カ国の中で最も透明性の低い国だ」と両氏は指摘した。
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