2020年12月12日、米ワシントンD.C.で開かれたトランプ大統領を支持する集会で実業家でありジャーナリストのパトリック・バーン氏が発言した(李辰/大紀元)

「ドミニオンのサーバーは所在不明」米実業家が発言

米オンライン小売業者大手のオーバーストック・ドットコムの創業者パトリック・バーン(Patrick Byrne)氏はこのほど、ラジオ番組「The Pete Santilli Show」に出演し、ドイツのフランクフルトにあったとされるドミニオン(Dominion Voting Systems)社のサーバーが誰の手に渡ったのかわからないと述べた。

2020年米大統領選で28の州がドミニオン社の集計システムを使用した。トランプ大統領の弁護団は同システムが選挙結果を操作できるよう設計されており、同社による選挙不正があったと主張した。同社は不正疑惑を否定し、トランプ弁護団のメンバーや不正を報じた保守系メディア数社を提訴した。

調査ジャーナリストでもあるパトリック・バーン氏は番組で、大統領選のデータは全部、フランクフルトにあったサーバーに転送されたと述べた。「これに気付いた後、われわれチームメンバーの一人が、近い関係にある国会議員に連絡した」と話した。

「しかし、この国会議員は通常の電話回線を使ってトランプ大統領にこの情報を知らせた。さらに、一枚の写真を送付し、対策をとるようトランプ氏に進言した」

「これは間違った対応だ」とバーン氏は付け加えた。

同氏によると、12時間後にフランクフルトにあったサーバーは米陸軍の制服を着用した男性に持ち去られたという。

「誰がそれを持ち去ったのか、分からない」と同氏は述べた。

選挙不正を調べるシドニー・パウエル弁護士も11月19日に同じ見解を示している。ドイツにあったサーバーが何者かに奪われたという情報は事実かとの記者の質問に対して「事実だが、良い人の手に入ったのか、それとも悪者に奪われたのかは分からない」と返事した。

バーン氏は選挙前、調査チームを立ち上げ、11月3日の投票日に同集計システムのネット上の動きを追跡した。調査結果に基づいて、大統領選が操作されたのは「揺るぎない(ironclad)事実だ」と主張している。

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。