2020年12月23日、ホワイトハウスのサウスローンを歩くドナルド・トランプ大統領とメラニア夫人(Tasos Katopodis/Getty Images)

トランプ大統領、1月6日にワシントンに集まるよう支持者に呼びかける

トランプ大統領は27日、来年の1月6日にワシントンDCで予定されている抗議運動に参加するよう支持者に呼びかけた。

「1月6日にワシントンで会おう。このチャンスを逃すな」とトランプ氏はツイートで述べ、後でさらに多くの情報を提供すると投稿した。

1月6日は上下両院の国会議員らが合同会議を開いて選挙人投票を集計する日で、ワシントンには多くの団体が集まる予定だ。

下院では少なくとも11人の議員が選挙人票に異議を唱える予定だ。異議申し立てをすると約束した上院議員はまだいない。異議申し立てのプロセスを開始するには、各院から1人ずつ異議を唱える議員が必要である。

異議申し立てが受理されると、合同会議は一旦中止され、各院で2時間以内の議論が行われ、投票が行われる。異議申し立てを成功させるには、各院で過半数の票を獲得することが必要だ。成功すれば、その州の選挙人票を排除するか、あるいは代わりの(共和党の)選挙人票を集計することが出来る。

トランプ氏は共和党上院議員に対し、激戦州で広範囲な選挙不正が行われたため、選挙人票に反対するよう繰り返し求めてきた。

大紀元の集計によると、およそ二十数人の共和党上院議員がすでに選挙人票に反対しないと表明している。

5名の上院議員は選挙人票に反対する用意があると述べており、当選した上院議員のトミー・タバービル議員(アラバマ州選出、共和党)も同様だ。他の議員らは異議申し立ての可能性を否定していない。

上院の共和党指導部は、選挙人票への反対を批判している。院内幹事のジョン・スーン(John Thune)議員(サウスダコタ州選出、共和党)はこの動きについて、「被弾した犬のように散るだろう」と述べた。

トランプ氏は今月初め、1月6日の抗議行動は「ワイルドになるだろう」と述べた。

ストップ・ザ・スティール(選挙を盗むのを阻止せよ)」抗議運動の主導者であるアリ・アレクサンダー氏は28日朝の生放送で、彼はアンディ・ビッグス下院議員(アリゾナ州選出、共和党)、ポール・ゴーサー下院議員(アリゾナ州選出、共和党)、モー・ブルックス下院議員(アラバマ州選出、共和党)と共に、議員らが選挙人票を集計する時にワシントンで抗議運動を行うアイデアを思いついたと述べた。

「勢いとプレッシャーを与え、1月6日当日にまだどうするか決めていない議員の心を変えたり、外で抗議する人たちを見て、『あの人たちの反対側には回りたくない』と思わせることが目的だ」と彼は話した。

アレクサンダー氏は、主催者側の情報によると、150万人の参加者を見込んでいると述べた。「これはワシントン史上最大のイベントになるかもしれない」と彼は語った。

(大紀元日本語編集部)

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