2009年1月20日、ワシントンDCでのオバマ前米大統領の就任式パレード中に撮られた、当時の米副大統領ジョー・バイデン氏(中)とその息子のハンター・バイデン氏(左)とボー・バイデン氏(右)(David McNew/Getty Images)

ハンター・バイデン氏、中国人実業家に「1千万ドルを要求」=米フォックスニュース

米フォックスニュースは、ジョー・バイデン氏(Joe Biden)の息子であるハンターバイデン(Hunter Biden)氏と中国華信能源(CEFCチャイナ・エナジー)の葉簡明会長の間で交わされた電子メールを入手した。メールの中で、ハンター氏は「バイデン家を代表して」、葉氏に対して、二人が設立した合弁会社への1000万ドルの出資金を「迅速に送金する」よう催促していた。

16日付の記事によると、2017年6月18日、ハンター氏がチャイナ・エナジーの葉簡明会長の助手の趙潤龍(Zhao Runlong,音訳)氏宛に送ったメールで「葉会長と出来るだけ早く会いたい。心からの祝福を伝えてほしい」と述べた。

その前日の6月17日付のメールの中でも、「最後の訪米時にお会いできなかったことを残念に思っている。すぐにまたここ、もしくは上海でお会いしたい。バイデン家一同、そして私のパートナーからの最高の祝福を受け取ってほしい」と記されていた。

ハンター氏は葉氏に対し、チャイナ・エナジーとの合弁会社である「華鷹控股有限公司(SinoHawk Holdings)」の設立が完了したことを報告した。また、葉氏をビジネスパートナーで、(合弁事業の)最高責任者を務めるトニー・ボブリンスキー(Tony Bobulinski)氏に紹介することを「楽しみにしている」と述べた。

ハンター氏はさらに、「ボブリンスキー氏はすでに董功文(Gongwen Dong,音訳)氏と臧(Zang,音訳)マネージャーに1000万米ドルの資本注入の送金依頼を送った」。

「できるだけ早く送金していただければ、ありがたい。そうなれば、私たちは合弁会社を運営できる」

臧マネージャーとは、チャイナ・エナジーの常務取締役だった臧建軍(Zang Jian Jun)のことを指しているようだ。

フォックスニュースは、葉会長からの返信メールも入手していた。

葉氏は2017年9月6日のメールで、「すでに臧氏と董氏に合弁会社への資金注入の手続きを加速するよう伝えた」。

「米国で会ってから数カ月が経つが、前回に達成された我々の合意はすでに実現された」

葉氏はまた、ハンター氏に対して「具体的な作業について担当者を決めて臧氏と董氏と話し合うこと」を提案し、「今後も引き続き注目し、支援していく」と表明した。

さらに、「私にできることがあれば、遠慮なくおっしゃってください。あなたとあなたのご家族にご挨拶を申し上げます」と全面的な支援を約束した。

米上院国土安全委員会(Senate Homeland Security Committee)と上院財政委員会(Senate Finance Committee)が9月、ハンター・バイデン氏の海外取引の関与について調査報告書を発表した。

同報告書は、葉簡明氏、董功文氏およびハンター氏と取引のあった中国人全員が中国共産党政府と中国人民解放軍と関係があり、そのため数百万ドルにのぼる疑わしい取引または現金のやりとりが行われた」と指摘した。

ハンター氏は12月9日、連邦検察当局から税務調査を受けていると明らかにした。

(大紀元日本ウェブ編集部)

 

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