クルーズ米上院議員が連邦最高裁で弁論へ、テキサス州の訴訟に参加
テッド・クルーズ米上院議員(共和党)は、大統領選挙の投票不正をめぐるテキサス州の訴訟で弁論を行うことがわかった。トランプ米大統領から要請があったという。米メディア「ワシントン・エグザミナー(Washingtion Examiner)」が報じた。
テキサス州は12月8日、ペンシルベニア州、ジョージア州、ミシガン州とウィスコンシン州での大統領選挙のプロセスが憲法に違反したとして、最高裁に提訴した。他の17州が9日、テキサス州の提訴に追随する方針を示した。トランプ陣営も同日、同訴訟の参加を表明した。
テキサス州選出のクルーズ議員は上院の司法委員会のメンバーで、これまで公の場で大統領選挙の不正行為を批判し、トランプ大統領を支持してきた。
クルーズ氏は議員になる前、連邦控訴裁判所の調査官やテキサス州の訟務長官(Solicitor General)などを歴任し、テキサス大学ロースクールで教鞭をとった。2000年、民主党候補のゴア氏と共和党候補のブッシュ氏が競った大統領選挙では、クルーズ氏はブッシュ陣営弁護団の主要幹部で、フロリダ州の再集計に関わった。クルーズ氏は当時、訴状を作成し、フロリダ州最高裁と連邦最高裁に提出した。最終的に、連邦最高裁はブッシュ氏の勝利を宣言した。
2016年、クルーズ議員はトランプ大統領と、共和党の大統領候補指名獲得で競い合った。
(翻訳編集・張哲)
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